特集

2024国際ウエルディングショー報告

開幕式テープカット(中央:当社末永執行役員)

4月24日(水)から27日(土)の4日間、インテックス大阪にて国内最大の溶接・接合、切断技術専門展示会である2024国際ウエルディングショーが開催されました。2016年以来8年ぶりの大阪開催となった今回の主催者テーマは「人・文化・技術をつなぐ溶接・接合、切断の新潮流-Weld-Beingで環境負荷低減とDXに貢献-」。明治・大正時代から、日本の溶接文化の発祥地として技術的・学術的に重要な役割を果たしてきた関西地域から、日本の溶接文化を世界に発信するという意図が込められています。大阪開催としては過去最大となる約300社が出展。会期中の来場者数は100,307名(うち海外からの来場者は4,086名)でした。

今回は『最新技術の発信』と『上質なおもてなし空間の提供』をコンセプトに掲げ、グローバルな視点でお客様からの多様なニーズを集約する交流の場KOBELCO Salonをブースの中心に設け、神戸製鋼グループの新技術の実演・展示を行いました。写真を交え、当社ブースの模様をお伝えします。

実演コーナーでは、建築鉄骨業種向けに「梁CAD連係ソフトウェアSMART TEACHING™」と、中厚板向けに「短絡フリー新ワイヤ送給制御プロセス搭載 溶接ロボットシステム」の実演を行い、初日最初の実演から多くの観客を集めました。

上:KOBELCOブース 下:大盛況の実演風景

コーナー

世界初の技術であるは、溶接機 × 溶接ロボットA60にソリッドワイヤ[A]AX-1Cを搭載し、高電流において高溶着でスパッタ90%減、ヒューム40%減の効果が実感できる実演とあわせ、ソリッドワイヤ[A]AX-1C、[A]AX-1A、[A]AX-1TRも参考出展。存在感を放つ展示が来場者の興味を引いていました。

KOBELCO溶接(体験型)メタバース「Kobelco Welding Virtual Experience」では、溶接現場の社会科見学や簡易溶接体験をバーチャルで体感していただき、溶接を知らない方々にも溶接に興味を持っていただくことができました。

メタバース体験

グループ会社のコベルコ溶接テクノも同時出展し、主催者テーマである人・技術の伝承の課題解決に貢献できる「ナップ溶接トレーニング」(イマクリエイト、コベルコE&M、コベルコ溶接テクノの共同出展)の溶接VRを体験していただきました。このコーナーは非常に人気で、常に順番待ちが発生するほどでした。ゲーム感覚で溶接を体験できる展示品であり、特に若い方々の注目を集めました。

KWTS 溶接VRトレーニング

併設して、欠陥入り溶接試験体の実物展示と同試験体の超音波探傷試験を映像で紹介。また、溶接現象の可視化をテーマに、溶接変形や残留応力の計測ソリューションもご紹介しました。溶接・接合にかかわるさまざまなサービスの技術革新に驚く声をいただきました。

KWTS 試験調査の紹介

2024国際ウエルディングショーは8年ぶりの大阪開催となりましたが、4日間を通して非常に多くの方々にKOBELCOブースにお越しいただき、当社の最新溶接ソリューションのご紹介とともに、KOBELCO Salonでおくつろぎいただけました。神戸製鋼所 溶接事業部門は「世界で最も信頼される溶接ソリューション企業」として、皆様の課題解決に向けて努めてまいります。最後になりましたが、会期中、当社ブースにお立ち寄りいただき、誠にありがとうございました。

※文中の商標を下記のように短縮表記しております。
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