Mail from America

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読者の皆様、こんにちは。2023年11月より米国にあるKobelco Welding of America, Inc. (KWAI)に溶接システムの技術営業として駐在しております岸川です。当社はヒューストン近郊に1990年に設立され、米州向けにステンレスフラックス入りワイヤと軟鋼フラックス入りワイヤを中心とした溶接材料、および溶接システムの輸入販売を行っております。今回は、2024年3月にヒューストンの隣町(車で3時間程度)であるサン・アントニオにて開催されたNorth American Steel Construction Conference(NASCC)についてご紹介します。

NASCCは、毎年開催されるAISC(米国鋼構造協会)主催の建築鉄骨/橋梁ファブリケータ、建築鉄骨/橋梁関連業界、学生を対象としたセミナー・会合の場であり、鋼構造の設計、製造、施工に関する革新的なアイデアや最先端の技術の紹介、業界の進歩と成長を促進するためのディスカッションなどが行われます。また、NASCCでは、新しい製品やサービスを紹介する展示会が合わせて開催され、参加者は会合の合間に最新の技術や製品に触れることができるようになっています。

当社は2016年から毎年NASCCに参加しており、これまで小規模な展示ブースにて溶接材料や溶接システムを中心としたパネル展示やカタログの配布のみを行ってきましたが、7度目の出展となった今回は、北米進出後初の建築鉄骨向け溶接ロボットシステム、およびKI-110(小型可搬型溶接ロボット)を出展し、実機実演を行いました。

今回の展示会では、当社と同様に溶接の自動化に関する企業の出展が多く、中でも建築鉄骨向け柱の溶接自動化が最も大きな注目を集めている様子が伺えました。また、当社ブースへの来場者数も過去最高(200人超)となり、米国における当社の知名度向上とともに、取扱い商品を広く鉄骨業界の関係者へ印象付けることができたのではないかと思います。

次回のNASCCは2025年4月2日~4日にかけて、ケンタッキー州のルイビルにて開催予定です。ご興味のある方はぜひ、当社ブースへお立ち寄りください。

小型可搬型溶接ロボット(岸川にて撮影)


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