こんにちは、(株)神戸製鋼所 北海道営業所の安藤です。
本コーナーで北海道地区を紹介するのはおよそ2年ぶりとなります。北海道営業所では、現在、営業2名、デリバリー担当2名が在籍しております。私はコロナ禍の2021年に北海道営業所に着任し、はや3年が経ちました。着任当初はコロナ禍ということで北海道神溶会もさまざまな活動に制約がありましたが、2023年には新型コロナウイルスの5類移行に伴い、北海道神溶会もたくさんのイベント・活動を再開しました。今回は活動の一部をご紹介いたします。
23年度は「神溶会サポートプレミアム活動」を全国各地区で取り組んでおり、北海道地区は「全道テイクオフプロジェクト23」と題して活動を展開しました。本活動はその一環として、23年度上期に実施しました。コロナ禍の2020 ~ 2022年は従来の溶接サポーター講習ができておらず、「ビギナーサポーター」活動はその間に溶接に携わるようになった若手営業マンやデリバリー担当者を主な対象としました。全道6地区全7回開催し、10社41名の方にご参加いただきました。
講習会では溶接の基礎や神鋼溶接材料についての座学講習のほか、コベルコ溶接テクノ(株)が販売している「ナップ溶接トレーニング」を使用し、バーチャル上で溶接を体験しました。
当日はCSグループも講師として参加し、参加いただいた各会員営業担当者との交流ができた他、「ぜひ溶接実習も体験したい」「次回の溶接サポーターに挑戦したい」といった声をいただきました。
2023年11月には、かねてより再開のご要望を多くいただいておりました「溶接サポーター」を札幌にて開催しました。2019年以来の開催となり、遠くは道東・釧路から、6社18名の方が参加されました。想定を上回る参加申込みをいただき、本当にありがとうございました。講習会では座学・溶接実習の後に、筆記試験・実技試験を行い、15名の方が合格し溶接サポーターの資格を得ました。その内、成績優秀者の方はWES挑戦権を獲得し、24年前期のWES試験にも数名が挑戦されました。本講習会で得た知識・経験により、受講いただいた皆様の日々の営業活動へのお力添えができればと思っております。
先述の溶接サポーターは参加者の多くが営業担当の方ですが、デリバリー担当者会議は名前の通り、会員各社様のデリバリー担当者を対象とした会議・講習会です。本会議は、デリバリー担当の皆様が日頃からよく受ける問い合わせにフォーカスした講習を実施しております。
2024年3月のデリバリー担当者会議は、2023年に開業した「エスコンフィールドHOKKAIDO」にて開催しました。前年度の開催時はコロナ5類移行前のため懇親会を実施できませんでしたが、今年は会議後にスタジアムツアー、球場内にあるビール醸造レストランにて懇親会を実施し、担当者間の親睦を深める良い機会となりました。
その他、北海道神溶会ではさまざまな活動を行っております。
2023年12月の北海道神溶会地区分会(全8地区7会場)では、コロナ前まで恒例であった懇親・忘年会、一部地区ではボウリング大会を再開しました。
また、2か月に1回、商社様・地区指定商社様の代表者が集まり、「月例会」を実施し、市況などの情報交換を行っております。2023年から月例会メンバー有志によるゴルフコンペや暑気払いなどの各種企画を再開しておりますが、2024年4月には初めての試みである月例会メンバーによる溶接コンクールを開催しました。月例会は全国各地の神溶会でも実施されていますが、月例会メンバーによる溶接コンクールの開催は全国でも珍しいのではないでしょうか。今回は半自動溶接にて実施しましたが、来年は“被覆アーク溶接の部” の企画を望む声も挙がっています。
北海道神溶会での、いろいろな活動を紹介いたしましたが、今後も今まで以上に皆様に有意義に感じていただけるようなさまざまな企画を検討してまいります。
北海道営業所は少ないメンバーで運営しておりますが、エリアが広い北海道で高いシェアを維持できているのも各地域に根差した会員各社様のご協力あってのことと考えております。
引き続き神溶会活動へのご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。