特集

REGARC™プロセス搭載
ケーブルレス 石松 のご紹介


1. はじめに

本年10月1日より、REGARC™プロセス搭載 ケーブルレス 石松 の受注を開始いたしました。

ケーブルレス 石松 は、小型可搬型多層盛溶接ロボット 石松 の軽量で溶接部に持ち運びができるという特長に加え、ペンダントの無線化(無線ティーチングボックス)により、操作やロボットの搬入・搬出、設置作業などが容易になり、オペレータの負担を軽減することができます。

さらに、低スパッタ溶接プロセスREGARC™を取り入れることでスパッタ・ヒューム発生量を大幅に低減し、ノズルの清掃頻度および後処理時間を削減、かつ作業環境の改善により生産性向上に貢献できると考えます。


2. REGARC™プロセス搭載 ケーブルレス 石松 について

2-1 ケーブルレス 石松

ケーブルレス 石松 では、標準型の小型可搬型多層盛溶接ロボット 石松 のティーチングボックスを無線化しました。ティーチングボックスを無線化することにより移動がさらに容易になるため、操作や設置などの作業効率が上がります。

主な特長は以下のとおりです。

フル充電時、最大8時間の連続使用が可能(充電4時間)

充電ケーブルを接続したままで操作が可能(100V電源からも充電可能)

広い範囲で使用可能(通信距離30m)


ケーブルレス 石松 のイメージ
ケーブルレス 石松 のイメージ
標準型 石松
標準型 石松

型式 項目 仕様
IR-700WL 無線
ティーチング
ボックス
重量 1.3kg
サイズ W150×H275×D77.5
(突起物含む)
通信距離 30m
(見通し有り状態での実績)
※環境によって変わります。
周波数 1.216MHz帯
連続時間 8時間(フル充電時)
※ご使用状況で変わります。
充電時間 4時間
周囲温度 0~40℃
コントローラ 無線器内蔵タイプ
ロボット 標準型と共通

ケーブルレス 石松 の主な仕様


2-2 REGARC™プロセス搭載 ケーブルレス 石松

REGARC™プロセスがスパッタ・ヒューム発生量を大幅に低減するため、ノズル清掃頻度および後処理時間を削減し、かつヒューム発生量低減による作業環境改善にも寄与します。

従来のREGARC™プロセス搭載 石松 と同機能で、建築鉄骨溶接ロボット型式認証がそのまま適用できます。


REGARC™プロセス搭載 ケーブルレス 石松


ヒューム発生量比較


REGARC™プロセス搭載 ケーブルレス 石松 接続仕様
REGARC™プロセス搭載 ケーブルレス 石松 接続仕様


3. おわりに

溶接技能者の不足を補うべく、ファブリケータ様の状況に適した製品をご提供することで、建築業界とファブリケータ様の活性化に貢献していきたいと考えています。REGARC™プロセス搭載 ケーブルレス 石松 をはじめ各種石松シリーズがその一端となれば幸甚です。



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