こんにちは、西日本営業室九州営業所の田中です。今回は九州地区での神溶会溶接サポーター活動についてご紹介させて頂きます。
九州神溶会では溶接サポーター制度開始以前に独自組織「九神組」を設立し、実技講習会や研修会を実施していました。そのような技術営業力の向上に熱心な土壌があったこともあり、その後スタートした「溶接サポーター制度」にも積極的に参加頂いており、溶接サポーター合格者も359名に上っております。また、一昨年からは溶接サポーターフォローアップとして九州神溶会独自企画を展開しております。今回のサポーターリレーでは、その九州神溶会独自企画についてご紹介させて頂きます。
2014年度は、「溶接サポーターコンクール」を実施致しました。これまでに各種溶接サポーター制度で培った溶接技術、知識の復習を兼ねて、代理店対抗形式でその技術と知識を競って頂きました。「炭素鋼」、「SUS・異材」、「欠陥対策」の3つの分野それぞれに難易度によって配点の異なる問題を作成し、各分野から1問ずつ選んで解答して頂きました。多くのチームが、難易度の高い高得点の問題にチャレンジし、とてもハイレベルな戦いになりました。例題として「炭素鋼」の難易度高レベルの問題を掲載していますので、ぜひチャレンジしてみてください(解答は各地区神戸製鋼窓口に問い合わせください)。
2015年度は、「FCW キャンペーン」を実施致しました。これまで習得した技術知識で実際に提案活動を行い、現場に密着した営業力を向上させることを目的に実施致しました。108名もの溶接サポーターの方にエントリー頂き、活発な提案活動を展開して頂きました。①ユーザーの溶接ワーク、溶材使用状況の把握、②溶接課題、ニーズの抽出、③溶材選定、提案活動、といったプロセスを何度も繰り返して頂きました。拡販の実績を得られたことに加え、ユーザー様の生の声を多く聞くことができ、ニーズを知ることができたことは大きな成果であったと感じています。また、特に積極的な活動をして頂いた方を表彰させて頂き、賞状と豪華景品を贈呈致しました。
そして2016年度は、「九州一周溶接サポーターGrow Up Tour」と銘打って、九州各地で地区ごとのニーズに合わせた講習会活動を予定しています。例えば、造船業の多い長崎・大分地区では「造船エキスパート講習会」、自動車ユーザーの多い北九州地区では「自動車エキスパート講習会」といった地区特性に合わせた講習会を実施し、さらなる現場対応力の向上を目指して頂きます。
九州地区では先日の熊本・大分地震で甚大な被害が出ており、ご心配頂いておりますが、九州神溶会では被災された地区のユーザー様、神溶会会員の方々とともに一丸となって前進して参ります。