神溶会会員の皆様、新年明けましておめでとうございます。
新春は穏やかに迎えられたこととお慶び申し上げます。
さて、「焼きにくく、ほっておくと焦げやすい。芯まで熱をいれにくい」この手間のかかる食べ物は何でしょう?正解は焼き餅ですが、我が家では毎年正月のお雑煮に入れる餅を焼く係は私となっています。家族5人分のお餅をグリルで焼くのですが、すべての餅を上手く仕上げるのは、なかなか大変な年始のお仕事です。ほんのりきつね色の表面が割れて、ぷっくり中身が膨らみ出す、あの絶好のタイミングを逃さないためには、じっーと張り付きながら、まめに餅の状態を確かめる必要があります。良い食材を美味しい状態で食べるためには手間暇は惜しんではいけませんね。市場で米穀店を営んでいた両親からは、「口から摂るものだけが人の身体を作るんやで。インスタントもんなんか食べたらあかん」と子供の頃から口酸っぱく言われ続けましたが、美味しく食べることは人生の楽しみであり、本当に大切なことだとしみじみ思うようになりました。出張同行時のランチで、ファストフード店に行こうとする部下がいると、「君は食に興味がないのか?」とついつい煙たい小言を言ってしまいます。決して我儘グルメ上司という訳だけではなく、心身共に英気を養えるような、美味しいランチを楽しむ余裕位は持って欲しいな~という親心なのですが・・・
本年序盤は溶接サポーター再認証活動で、当社担当者が会員様の会社をお邪魔することが増えてくることかと思います。担当との懇談の折には、ぜひ会社お近くの、皆様とっておきのランチ処を教えていただけたらありがたく思います。
本年も会員各社様のご指導ご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
昨年を振り返りますと、2月から本格活動を開始しました関東神溶会独自企画「Good Partner & Best Supporter」のカリキュラム型選択講習会やビギナーサポーター講習会などを通じて、関東神溶会会員の皆様に「溶接の奥深さ」や「製品を売ることの大切さ」など本来の営業姿勢・営業活動を改めて学んでいただけたのではないかと、実感しております。そうした中、昨春に発表させていただいた鉄鋼原料などのコストアップを主体とした6回目の溶接材料価格改定については、多大なご支援・ご協力を賜わり改めて感謝申し上げます。
関東甲信越地区を取り巻く足元の環境について、自動車関連では昨春以降の認証問題影響はあるものの昨秋より解消傾向にあり、今後の生産回復に期待が持てます。一方の建築鉄骨関連は資機材高騰や物件の設計変更、労働時間の規制に伴う現地建設の遅れ・一時停止などが続いており、いまだ回復が見込めていない状況です。業種を問わずこれから「労働者不足」や「物流問題」「早期の省人化・省力化」に直面していく中、お客様ならびに神溶会メンバーや神戸製鋼も試練の年になると予想しており、時代にマッチした最適な溶接ソリューション提案が益々求められると感じております。
このような変化が著しい環境において、神戸製鋼が最大販売量・最大販売台数を確保するための手段に奇策はありません。関東神溶会の皆様との連携を一層強化し、お客様との信頼関係を築き上げることにあります。昨年末から開始しました神溶会溶接サポーター再認証活動を通じてのユーザ同行強化をはじめ、技術営業のさらなる推進、溶接ソリューションの展開などをひたむきに突き進め、関東神溶会の皆様とともにこの難局を乗り切ってまいりますので、今後ともご支援・ご協力をお願い申し上げます。
昨年4月に中日本営業室に着任し、早いもので9ヶ月が経過しました。昨年、東北営業所長としての年頭の挨拶にて、「今年の干支は甲辰で、これからの成功や成長が芽吹くために、種子の内側で大きくなっていく年であり、芽吹くと大きく旺盛に実る」と書いたのですが、経済的には2024年は、芽吹くことなく種子の内側のまま終わってしまった1年となりました。今年の干支は「乙巳」で、努力したものが芽吹き大きく花開く人もいれば、芽吹くことなく我慢が続く人もいると言われており、現在の2極化を象徴するような意味合いとなっています。できるだけ多くの人が花開くことを、切に期待したいところです。
さて、2025年の東海地区の経済状況につきまして、地区総会や月例会でもお話しているとおり、自動車関連はある程度の稼働が見込めるものの、建設鉄骨関連は少なくとも前半まで、全国と同様に低調な稼働になる見込みです。後半は万博会場などの大型工事の終了により、ある程度現場作業員の人材に余裕が出てくるため、稼働が上がると思われますが、いつ本格的な回復となるかは不透明な状況です。但し、足元各産業での設備投資自体は堅調に推移しているため、神戸製鋼としても、ユーザ様に時間がある今こそ、東海神溶会会員の皆様を通じて、省人化/省力化の提案を積極的に行っていきたいと思います。また、現在神溶会の重点活動として実施しております『溶接サポーター再認証制度』や『優秀サポーター表彰制度』を軸に、ユーザ様への同行巡回も強化してまいりますので、会員皆様のお力添えを何卒よろしくお願い致します。
最後になりますが、会員各社様のご発展と皆様のご健勝を祈念し、ご挨拶に代えさせていただきます。本年も神戸製鋼ならびに東海神溶会をよろしくお願い申し上げます。
昨年の4月に前任地の名古屋より赴任し早や9ヶ月、あっという間に新年を迎えました。改めて本年もどうぞよろしくお願い致します。さて、昨年もイベントやトピックスが目白押しの1年でした。コロナの影響で大阪では8年ぶりの開催となった国際ウエルディングショーから始まり、北陸交流会、各地区分会、暑気払い企画「ビアパーティ」、加賀片山津温泉で開催の地区総会、出張講習会「WELDING MEETING」など、関西神溶会各社様のご理解とご協力のもと計画通りに開催させていただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
そして、この新年から注力すべきことは「サポーター資格再認証活動」です。各社様へ当社営業担当者が赴き、講習会実施により資格者を再登録し、サポーター活動を展開してまいります。サポーターの皆様とともにユーザ様への訪問を行い、溶接に関するご相談を通じて顧客満足度およびユーザ様との信頼関係の向上、そして拡販に繋げていくべく、製販一体となって取り組んでいきたいと思いますので、ご理解とご参加のほどよろしくお願い致します。現在は景気の端境期で鉄骨、建機をはじめとした当地区の主要業種は弱含みが続いており、先が読みづらい状況ですが、関西・北陸・沖縄の各地区では再開発や新規物件の計画が順次着工される予定もございます。また4月には大阪・関西万博が開催されます。万博ご当地の関西から景気が盛り上がっていくことを願いつつ、今年も関西神溶会の皆様とともに当地区のみならず、我が国のものづくりに貢献すべく、皆様とのコミュニケーションを通じて、互いに成長できることを楽しみにしております。能登半島地震から1年が過ぎましたが、現在も避難所生活を余儀なくされている方が多くおられます。1日も早い復興を心より祈念致します。最後になりますが、会員各社様のご発展と皆様のご健勝を祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。
昨年10月、前任地の西日本営業室(北陸・関西地区担当)より北海道営業所へ着任し3ヶ月が経過しました。北海道における当社溶接営業拠点は、1974年の開設以来、今年で51年目を迎えます。神溶会の皆様との伝統や歴史に身が引き締まると同時に、日々の活動へのご理解、ご協力に御礼申し上げます。
足元の景況感は人手不足や資材高騰などに加え、北海道新幹線の札幌への延伸が正式に延期が決まった影響もあり、主要業種の建築鉄骨では厳しい状況となっています。一方で新幹線の延伸自体は決まっており、札幌駅周辺の再開発や、インバウンド増加に伴う観光拠点整備、半導体関連やGX関連投資などの新たな需要も控え、中長期的には将来の発展が見込めると認識しております。
このような中、神溶会の皆様とは需要を共にキャッチできるよう、昨年開始しました、溶接サポーターの再認証制度をきっかけに、溶接知識のリスキリングを行い、1件でも多くのユーザ様に対し、溶接ソリューションに取り組み、受注に繋げることを注力したいと思います。
北海道日本ハムファイターズも昨年はエスコンフィールド2年目、新庄監督3年目で2位への躍進とCS進出を果たしました。2025年の北海道の景気につきましても、ファイターズのスローガンである大航海とともに大きく前進することを期待し、皆様と一緒に飛躍の1年になることを祈念申し上げます。
昨年元旦に発生しました、能登半島地震から約1年が経過しております。今なお避難所での生活を余儀なくされている方々、また、被災された皆様、ご家族に心よりお見舞い申し上げます。被害を受けられた皆様の安全と、1日でも早く平穏な生活に戻られますことを、心よりお祈り申し上げます。
最後に、会員各社様のさらなるご発展と皆様のご健勝を祈念致します。
今年も北海道神溶会をよろしくお願い申し上げます。
昨年4月に東北営業所に着任し、早や9ヶ月が経ちます。20年ぶりに東北に帰還しましたが、東北神溶会の皆様には温かく迎えていただき、またあらゆる局面において大所高所からご指導賜り、いつも本当にありがとうございます。
さて少し昨年を振り返りますと、認証不正の影響で東北においても自動車の減産影響があったことや、大型物件の端境期、製造現場における人手不足という背景もあり、溶接材料の実需がなかなか伸びず厳しい1年となりました。直近では台湾大手半導体メーカーPSMCの東北進出が白紙となる残念なニュースが飛び込んできましたが、一方で複数ある物流倉庫新築・増築の話や仙台市役所、電力ビルの建替工事などの大型プロジェクトは予定通り計画が進んでおり、今後の需要向上に期待が持てます。今年も神溶会の皆様と一丸となり、お客様への溶接ソリューションの展開を進めてまいりたい次第です。ご協力のほどどうぞよろしくお願い致します。
神溶会の重点活動として、昨年より順次スタートしております溶接サポーター再認証講習会では、東北神溶会の皆様との交流の機会を増やし、当社新商品・新技術の紹介に留まらず、溶接サポーターの使命について改めて認識を深める貴重な時間を共有させていただいています。溶接サポーターの皆様には、普段の営業活動の中で当社溶接材料を1箱でも2箱でも販売量を増やし、各社様の商売繁盛へと繋げていただく積極的な拡販活動を期待していますし、新たな成果をともに創出していけるようサポートしてまいります。
さて2025年の干支は、乙巳(きのとみ)です。「努力を重ね、物事を安定させていく」という意味合いを持つ年とされています。心配で不安定なことが多い昨今ですが、今年はじっくりと腰を据えて努力を重ね、目標に向かって邁進する、そんな年にしたいと思います。本年もどうぞよろしくお願い致します。
近代日本の歴史的盛衰は、40年ごとの周期で大きな出来事や節目が繰り返されているという説があります。1865年の日本では何があったかというと、薩長戦争から第2次長州征伐となる幕長戦争という幕末の大混乱の始まりです。それから40年後の1905年には何があったでしょうか、日露戦争の終結です。さらに40年後の1945年は、第二次世界大戦での敗戦です。そこからさらに40年後の1985年はプラザ合意とその後のバブル経済のスタートです。一方で、ちょうどその頃の神溶会ではDW-100が商品化され「お先にワイヤ」キャンペーンが開始、神溶会の皆様にフラックス入りワイヤの市場浸透を図っていただきました。では次の40年後が今年2025年です、いったい何が起こるのでしょうか?少しの不安とそれ以上の期待もあり、とても楽しみです。
振り返るとその時代を映す大きな出来事ですが「今の時代は前の時代より変化が速い」とも言われます。つまり、その変化には加速度が付いているということです。すべて変化へ柔軟に対応していくことは容易ではありませんが、そのような変化が激しい時代だからこそ、我々のビジネスや仕事のやり方を変えるチャンスでもあります。そのヒントが、先人たちが乗り越えた大変革の歴史の中にあるのではないでしょうか。そんな変化とチャンスを楽しむぐらいの気持ちで、前を向いてこの2025年も中国神溶会の皆様とともに全力疾走したいと思います。
今年度は溶接サポーター制度が発足20年という折り返しの節目に当たり、溶接サポーターとしての使命の再確認と、技術サポート力の向上や最新の技術知識・商品知識にアップデートいただくことを目的に、サポーター資格を再認証させていただくなどの制度変更を行いました。神溶会活動への会員各社様のご理解、ご支援を引き続きよろしくお願い申し上げます。
世間ではインバウンド需要や観光地の取材などでさまざまな課題も取り沙汰される一方、海外から来る人の消費が増え、国内経済に好影響をもたらすのは望ましいことと言えます。当社四国事務所を構える高松市でもアジアやヨーロッパの方々を日常多く見るようになり、聞こえてくる言語もさまざまな気がします。またユーザ様へ訪問した際に必ず出る話題として、技能実習生の雇用において教育に始まり継続して働いてもらえるにはどうしたら良いか、といった課題も聞かれ、給与面もさることながら寮など設備の面も更新していく必要があるなど、この数年で環境も大きく変わったことを実感しています。
このような海外からの雇用に加えて若い人たちを業界に取り入れていくにも処遇の見直しは避けて通れないものですが、製造業やそれに関わる方々の働く環境が改善し、モチベーションが高まることで国産品の品質や信頼性の向上に繋がっていけば、と思う次第です。
神溶会では溶接サポーターの方々を対象に再認証講習会を活動しています。商品の特性を改めて理解していただきつつ、今のお客様のニーズにあった提案ができるような営業マンを育成していくことが目的です。四国神溶会では2023年度にも「Challenge 4 to Expert」と題した業種別の講習会を行いましたが、メーカの代わりに商品提案ができるとお客様からの信頼度も高まると思います。サポーター制度が始まって20年、アプリやYouTubeなど新たなツールも充実しています。積極的にご活用いただければと思っています。
2025年は関西万博が開催されます。日本の技術力を世界に発信する場として盛り上がることを祈念しています。
昨年、溶接業界では、2024国際ウエルディングショーが大阪で開催され、10万人以上の来場者があり大いに盛り上がりました。スポーツでは、パリオリンピック、ここ九州でも『国スポ』が開かれた年でした。国スポは聞き慣れない方も多いかと思いますが、国体(国民体育大会)という名称が国スポ(国民スポーツ大会)に変わり、昨年、佐賀県で開かれた『SAGA2024国スポ』が最初の大会となりました。
ここ九州では他にも、ソフトバンクホークスのパ・リーグ制覇など、地元福岡は大きな盛り上がりを見せていました。それぞれの選手が見せる真剣な表情やパフォーマンスは感動を呼び、ついつい時間を忘れて観戦された方も多くいらしたのではないでしょうか。
帝国データバンク福岡支店によると、2024年に創業100周年となった九州・沖縄の企業が155社あるとのことで、創業や設立から記念すべき節目を迎える「周年企業」全体では1万5511社あり、中でも1624年に創業したカステラ製造の老舗、カステラ本家福砂屋(長崎市)は400周年を迎えました。九州神溶会の会員様にも90周年、110周年を迎えた企業様があり、皆様の並々ならぬご努力に改めて感服致します。
この1年、神溶会活動においても、多くの方に積極的にご参加いただきました。おかげさまで、当地区の溶接サポーターも390名超となり、我々にとって非常に心強い存在であり、改めて感謝申し上げます。残念ながら、足元の経済環境は決して良いものではありませんが、その中でもチャンスは必ず存在すると思っています。機を逸することなきよう、備えることがとても大切であると考えます。
昨年下期からは、サポーター再認証活動も進めておりますが、引き続き神溶会活動を通じ、情報発信や人材育成に努め、会員様と我々神戸製鋼所が互いに高めあう九州神溶会を目指していきます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
新年明けましておめでとうございます。
昨年は、新年の賀詞交歓会に始まり、5月の全国総会、また、秋の地区総会に至るまで、多くの会員の皆様とほぼコロナ禍前と同様のスペックで交流させていただきました。創業から数十年・百年以上となる会社も多数あり、改めてこの業界に携わる方々・各社の伝統を感じた次第です。昨年からは神溶会活動やお客様との対話も通常に戻り、溶接サポーター活動も再開できました。しかしながら、約4年もの間、人の行動が制限されていたこともあり、人材育成の活動を強化していくことが急務となっています。昨年秋より「溶接サポーター再認証制度」を新設し、ユーザ巡回を軸とする人材育成活動の強化を図っています。また、今年末には藤沢の溶接研修センターをリニューアルオープンする予定であり、溶接知識・技量に関する教育面でも強化を図ってまいります。当社は今年で創業から120年を迎えます。これまでの伝統を守りながらもお客様の声をしっかりと吸い上げ、新しい取組みへの挑戦・改革を図り神溶会のさらなる繁栄へと繋げてまいります。
当社は、「品質」を経営の柱に掲げ、「品質・技術」「信頼・安心」「誇り・責任」を基盤に、「世界で最も信頼される溶接ソリューション企業」であり続けることを目指していますが、この実現に向けて、今年も引き続き神溶会会員の皆様と一緒になってマーケティング活動をより充実させていきます。
取り巻く環境は未だに著しく変化しており、先を見通すことは難しい状況が続いていますが、カーボンニュートラルに向けたエネルギーシフトや人材不足に対応した自動化・効率化・省(少)人化など、当社の持つ「溶接ソリューション」を展開するチャンスはまだ多くあると考えます。お客様の声に応えていけるよう、技術・製品・サービスの高度化をより一層加速していく所存です。
この2025年が皆様にとって、より良い1年となりますよう祈念申し上げます。