群馬県の北西部に位置し、日本三名泉の一つとして有名な草津温泉。硫黄の香り漂う温泉街と、もくもくと湯けむりが立ち上がる湯畑。最近は夜にライトアップが行われ、幻想的な雰囲気を醸し出し、人気を集めています。
主たる泉質は「酸性低張性高温泉」。強酸性で、五寸釘を湯川の中に入れて置くと10日ほどで融けてなくなってしまいます。温度50℃前後で湧出しているため、古来よりそのまま浴用として利用されてきました。
日本武尊や行基、源頼朝の開湯伝説をもち、日本最大の湯量と優れた治癒効能を誇ります。戦国時代には多くの武将が湯治に訪れ、江戸時代には文人、歌人をはじめ多くの来浴者が往来し、古くから栄えた歴史ある温泉町です。