こんにちは。北海道営業所の鏡味です。今回は北海道地区での神溶会サポーター活動のご紹介をさせていただきます。
北海道地区では、現在溶接サポーター資格をお持ちの方が110名、WES2級をお持ちのシニアサポーターが36名、エキスパートサポーター資格をお持ちの方が16名、WES1級をお持ちのシニアエキスパートサポーターの方が2名と、2004年に当活動を開始して以来、多くの方々に支えられ、北海道神溶会の技術営業力の強化にご協力いただいております。
北海道神溶会では、2018年7月に旺盛な需要が続く鉄骨ロボットシステムに特化した「鉄骨ロボットエキスパート講習会」を開催し、多くのサポーターの皆様に受講いただきました。この場を借りて、改めてお礼申し上げます。同講習会のベーシックコースでは、鉄骨ファブリケータ様の自動化・ロボット化ニーズの高まりを受け、鉄骨ロボットシステムの特長や、どのように販売・提案に繋げるかというカリキュラムで講義を致しました。
鉄骨業界の基礎知識を押さえ、各部材の種類や名称、製造工程など大枠を学習した上で、REGARC™搭載 鉄骨ロボットシステムのラインナップと各機種の特長、見積提示までの流れを、体系的に学習していただきました。札幌・帯広の2会場で開催、計26名の鉄骨ロボットエキスパートサポーターが誕生致しました。
2019年3月には、ベーシックコースで、特に成績優秀であった方を対象に、アドバンスドコースを開催致しました。ロボット納入後のトラブル発生時の初動や、具体的な日常メンテナンスの内容、また、特に問合せの多いトラブルについて解説・講義を致しました。消耗部品の選定や交換方法についても、実際に部品に触れながら知識を深めていただきました。受講後には、「実践的で、非常に勉強になった。」というお声もいただき、今後の営業活動に生かせる実りある講習会になったと感じております。
また、溶接サポーター講習会も定期開催しており、2019年2月には12年ぶりに釧路会場にて開催致しました。
道東地区は、補助金を活用した大型牛舎、農業・漁業関連施設などの建設が、ここ数年間続いており、建機や農機の製造・補修、食品プラントや機器類、小型漁船など、様々な溶材の需要があります。お客様からの溶材選定・施工の問合せは多種多様で、溶接知識の向上は、さらなる営業力向上に繋がると考えております。
溶接サポーターでは、初日、製品知識編と技術知識編に分けて座学を行い、2日目は、溶接機のセッティングや、FAMILIARC™Z-44、FAMILIARC™SE-50T、FAMILIARC™MX-Z200を使って溶接実習も行います。この講習会で、溶接の大変さや難しさ、また奥深さや面白さなど、たくさんの「気づき」や「感覚」を持っていただけたと思っております。ぜひとも日々の営業活動に生かしていただければ、嬉しい限りです。
道内の建築関連需要は、今後も活況が継続すると予想しております。2023年には、日本ハムファイターズの新球場が開業予定、2030年には北海道新幹線が札幌まで延伸される計画があります。これらに伴った新たな鉄骨需要・溶接需要が創出されることを私たちは期待しております。
北海道神溶会では、「溶接でものづくりを支える」という強い気持ちと、責任感をもって、最適かつ効果的な溶接材料、溶接ロボットによる自動化の提案を、会員各社様と協力しながら、推し進めていきたいと考えております。
最後になりますが、今年も下期に「溶接サポーター講習会」を札幌で計画しております。奮ってご参会いただけたらと思います。引き続き神溶会活動へのご協力をよろしくお願い致します。