サポーターリレー（中国地区）
こんにちは、中国営業所の高橋です。今回中国地区での溶接サポーター活動について、ご紹介させて頂きたいと思います。2015年9月末現在、中国地区の溶接サポーターは181名、WES2級を持つ溶接シニアサポーターは76名となっております。また、業種別マイスター制度としましては、鉄骨エキスパートサポーターは28名、自動車エキスパートサポーターは22名、造船エキスパートサポーターは46名の方に取得頂いております。この人数比からもお分かりになるかもしれませんが、中国地区は造船産業が特徴的な地域となっています。
次に、具体的な取り組みについてご紹介します。写真は2014年3月に溶接サポーター制度のフォロー企画として開催した「商品知識講習会」「溶接コンクール」の一コマです。この企画では、電弧棒に焦点を当て、座学だけでなく実技も織り交ぜた「商品知識講習会」とFAMILIARC™ LB-52Tを用いて溶接の腕を競い合う「溶接コンクール」を同時に開催し、サポーターの方々の電弧棒への知識を深めて頂きました。「商品知識講習会」では、被覆系統ごとの違い、銘柄ごとの特徴、銘柄名の由来等を座学にご説明し、続いて講習内容を実感して頂くため、実技にて被覆系統ごとの溶接棒の作業性比較を行いました。その後実施した「溶接コンクール」では、FAMILIARC™ LB-52Tの特徴を生かし、仮付け～すみ肉溶接～下進溶接をFAMILIARC™ LB-52Tのみ使用し、テストピースを作成して頂きました。ひずみや外観にて採点を実施致しましたが、上位はハイレベルな争いとなり、どのテストピースも選ぶのが難しい出来栄えでした。その中で、栄えある最優秀賞に輝いた中国酸素株式会社・梅田様には、後日表彰式を行い、最優秀賞の授与をさせて頂きました。この「商品知識講習会」「溶接コンクール」は岡山、広島、山陰の3会場で開催した所、どの会場でもご好評を頂ける結果となりましたので、今後「ソリッドワイヤ編」「FCW 編」と続けていきたいと思います。
また、 中国地区では戦艦大和で有名なように、 古くから造船産業が盛んな地域です。 現在でも造船所が数多くあるため、 造船エキスパートの講習会にも力を入れています。前回の2015年3月開催の造船エキスパート講習会では、サポーターの方々の関心も非常に高く、下の写真のように定員一杯での講習会となりました。当日は参加者からの質問も多く、非常に活発な講習会となり、その後実施した確認テストにおいても、参加者みなさん非常に優秀な成績で、多数の方を造船エキスパートサポーターとして認定させて頂きました。近年中国地区では、造船産業だけではなく自動車産業も活況を呈しており、また、鉄骨産業も東京オリンピックが行われる2020年に向け、徐々に盛況となっていくと予想されます。そのため、今後も中国地区では溶接サポーター講習だけでなく、各業種別のマイスター制度にも力を入れていき、サポーターの皆様の営業活動に貢献していければと思います。
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