こんにちは、東日本営業室東北営業所の佐々木です。今回は東北地区での神溶会サポーター活動のご紹介をさせて頂きます。
東北地区では、現在サポーター資格をお持ちの方が135名、WES 2級の資格をお持ちの方が47名、エキスパートサポーター資格をお持ちの方が20名、WES 1級の資格をお持ちの方が3名と、多くのサポーターの方が東北で活躍されております。
さて、東北地区での神溶会サポーター活動についてですが、昨年度は2014年6月に溶接コンクールを宮城にて開催し、2015年3月に東北6県にて造船エキスパート講習会を開催させて頂きました。それぞれの活動について詳しくご紹介をさせて頂きます。
まずは、溶接コンクールについてご紹介させて頂きます。溶接コンクールでは、「電弧棒」に焦点を当て、サポーターの皆様が今一度「電弧棒」をより一層理解され、営業活動に役立てて頂くことを目的とし、開催をいたしました。会場は名取市にあるポリテクセンター宮城をお借りし、午前中に銘柄の生い立ちなどの商品知識についてとトラブル対応について講義を行い、午後からは実際に被覆アーク棒の焚き比べを行いました。みなさん、頭の片隅に溶接した記憶はあるものの、普段の営業活動では溶接する機会もあまりないため、銘柄による違いを肌で感じるいい機会として、黙々と溶接をされておりました。焚き比べの後には、今回の講習会の名前が「溶接コンクール」と銘打っているとおり、当日の参加者14名の方々にFAMILIARC™ LB-52Tにて仮付け、すみ肉溶接、下進溶接を行って頂きました。当日の優秀者の方々には記念品を贈呈させて頂き、地区総会の場でも優秀者の方々の健闘を讃える発表をさせて頂きました。
次に業種別マイスター制度の第3弾として開催された造船エキスパート講習会について、ご紹介させて頂きます。東北地区では、造船分野に関するユーザーが少ないこともあり、参加者の数が少ないのでは、という心配をしておりました。そのような中で開催案内を送付させて頂き受付を締め切ってみると、6県で46名という多くの方からの参加申し込みを頂き、東北地区のサポーターの方々の意識の高さを感じることができました。講習会は東北6県の各地区で造船エキスパート手帳を基に講義を行いました。最後に行ったテストはこれまでの業種別マイスター制度のテスト内容と比較し難しかったものの、みなさん優秀な成績で、多くの方に造船エキスパート手帳をお渡しすることができました。
最後に、今年度は溶接サポーター制度を8月に開催を予定しており、さらに昨今の鉄骨業種の盛り上がりもあることから、鉄骨エキスパート講習を溶接ロボットシステムの講習も織り交ぜながら開催を予定しております。東日本大震災から4年が経過しましたが、復興はまだまだ進んでいないのが現状です。サポーターの方々と一緒に東北の復興を盛り上げるべく、様々な活動を企画し開催していきたいと思います。