ぼうだより・技術がいどの読者の皆様、こんにちは。
上海溶接器材有限公司(KWSH)の山下誠人です。2008年に入社、福知山工場で生産管理を2年、東京本社で海外営業を4年担当し、昨年8月に中国へ赴任しました。
KWSHは中国における溶接材料、溶接システムの販売拠点として2010年に設立されました。昨年8月には唐山神鋼溶接材料有限公司(KWT)、青島神鋼溶接材料有限公司(KWQ)の営業部門が統合され、中国の全市場の営業、マーケティングを担う新生KWSHとなりました。現在は中村総経理以下34名(内、日本人からの駐在員は9名)が勤務しています。
私が所属する溶材部は業種によって3つのチームに分かれています。私は造船、橋梁、海洋構造物のお客様を担当する第2チームに所属し、KWQ製フラックス入りワイヤ、日本から輸入される電弧棒やサブマージアーク溶接用ワイヤなどをお客様にご提供しています。中国はここ数年で世界最大の造船大国に成長しましたが、人件費高騰や品質安定化が課題となっており、最近では溶接自動化、効率化のニーズが急速に高まっています。このような環境下で、神鋼グループがお役に立てる機会は益々増えており、いち早く情報を捉え、お客様にとって最適なご提案を行うことがKWSHに求められています。お客様にとって最も信頼されるパートナーであるため、KWSHスタッフ一同全力で業務に邁進しています。
さて、ここで上海の生活を少しご紹介させて頂きます。平日は出張で各地を転々とするため、休日を自宅でゆっくり過ごすことが多い私ですが、家族や友人が訪ねてきた時は、はりきって観光案内に出掛けます。日本でもよく知られている外灘エリアのほかに、昔ながらの中国風情を残す豫園、上海随一の繁華街である南京東路を歩けば、上海の魅力を存分に感じることが出来ます。また少し足を延ばせば、マルコ・ポーロに「世界で最も華やかな街」と称えられた古都・杭州、運河が街を廻る情緒たっぷりの蘇州など、中国を代表する観光名所もあり、これらも「一見の価値あり」です。
また上海は中国全土、さらには世界中から料理店が集まり、美食の面でも魅力の多い都市です。「上海なら中華料理!」と思われがちですが、(意外にも?)イタリアンやフレンチのレベルが高く、価格も日本よりリーズナブルで、お薦めです。
皆様も上海へお越しの際は、観光名所を巡り、美食を満喫して下さい。またその際は、(昨年7月に新しくなった)KWSH の事務所にも是非お立ち寄り下さいませ。