神溶会会員の皆様、新年明けましておめでとうございます。
新春は穏やかに迎えられたこととお慶び申し上げます。
「物の始まりが一ならば、国の始まりが大和の国、島の始まりが淡路島。泥棒の始まりが石川の五右衛門ならば ~略~ 」
このセリフが寅さんの啖呵売口上だとすぐにピンと来た方は、私と同じく昔のお正月の定番映画「男はつらいよ」通の方ですね。(50歳以下の方は厳しいか?)昨年、神溶会70周年記念誌を編纂する中で、各種行事における各地区の始まり自慢のようなエピソードを数多く発見しました。寅さんならば「ご存じ神溶会の始まりが関西ならば、賀詞交歓会の始まりが関東。拡販キャンペーンの始まりが東北・四国ならば、合同地区総会の始まりは中国・九州・・・」といった感じでしょうか。昨秋に8地区にて実施した地区総会では会員皆様、当社社員に地区への愛着をいっそう深めていただけたらという思いで、地区ごとにさわりのエピソードをご披露させていただきました。さて、話が前後しますが昨年は5月に神戸で開催した70周年記念全国総会を皮切りに、地区分会や秋の地区総会開催へと続き、感染対策で制限はしながらもようやく対面での交流が図れ、神溶会活動の復活に繋がる良い年であったと感じています。自身にとりましても70年の歴史と伝統を振り返れたことで、意を新たにして今後の発展に向け歩むきっかけとなり、改めて会員各社様の多大なご協力には深く感謝申し上げます。「和を以て尊しとなす、されど和して同ぜず」互いに協調し合いながらも、それぞれの主体性を尊重していくというのが神溶会の強みです。71年目の今年は歴史を糧にしながらも、今、そして、つなげる未来について、会員皆様とざっくばらんに多く語り合える年にできればと思っております。
寅さんからつなぎ、卯さんのように一緒に飛躍して参りましょう。
関東神溶会会員の皆様、新年おめでとうございます。
さて、新春ご挨拶の貴重な紙面をお借りして恐縮ですが私こと、この度1月1日付けで神戸製鋼所溶接事業部門の関係会社で脱臭フィルターの製造・開発・販売をしています神鋼アクテック㈱へ異動することになりました。
東日本営業室には2016年6月に着任以来、6年6ヶ月間に渡り公私ともに多大なるご支援・ご協力をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。皆様には本当に感謝、感謝、感謝です。
在任中は2017年の品質不適切行為、昨今の新型コロナの蔓延と思いがけないことがありましたが、皆様と取り組んだ値上げ、新商品PR、ゴルフ、お酒と思い出深い活動となりました。
新任地でも皆様にご指導いただきましたことを胸に刻み業務に邁進したいと思います。
最後に皆様の益々のご健勝と神溶会、ならびに会員各社様のさらなる発展を祈念いたしましてご挨拶に代えさせていただきます。
本年1月に東日本営業室に着任しました入口(いりぐち)と申します。本年からよろしくお願いいたします。私、入口は1993年入社以来21年間、8地区神溶会のうち5地区の神溶会活動に関わらせていただき、これまで神溶会の歴史とともにさまざまな経験を積ませていただきました。その後は直需営業部門に異動し、大手調達部門との年契価格交渉を担当。ある大手ユーザ様と半年にわたり十数回の価格交渉を重ね、値上げ合意いただいたことも貴重な経験となっております。
今回、関東神溶会の皆様とは3度目のお付き合いとなります。東日本大震災時の種々対応や神溶会制度改革~運用開始を最後に、直近12年間は関東神溶会活動から離れておりましたので、神溶会の変遷に追い付き・追い越すべく、より多くの神溶会活動に参画し、多くの会員の皆様と関わってまいります。関東神溶会会員の皆様とともに発展すべく、今後ともご支援をよろしくお願い申し上げます。
昨年も新型コロナの影響が続き、ウィズコロナを余儀なくされた一年でしたが、制約はあるものの、さまざまな活動が再開された年となりました。5月には神溶会70周年記念の全国総会の開催を皮切りに、7月には4年ぶりに国際ウエルディングショーが東京で開催されました。また、秋には全国に先駆けて「ビギナーサポーター講習会」を名古屋地区と浜松地区の2会場で開催し、多くの方にご参加いただきました。そして、東海神溶会地区総会も2年ぶりに開催し、無事盛況に終えることができました。ご参加いただきました皆様のご理解とご協力にあらためて厚く御礼申し上げます。
さて、この一年を振り返りますと、度重なる鋼材と副資材の価格高騰によって、溶接材料においても価格改定を断続的に行わなければならず、昨年に続き一年間で二度に渡る価格改定を実施いたしました。あらためてこのたびの価格改定へのご理解とご協力につきまして心より感謝申し上げます。いまだ半導体不足や関連部品の入手困難に加え、世界情勢不安による不透明感が続き、我々を取り巻く環境も予断を許さない日々が続いております。当地区で大いに影響ある自動車業界において各メーカとも至近では挽回・増産計画が発表され、今後の平常化が期待されつつあります。また、建築鉄骨分野においても需要は緩やかながら上向いており、全体としてコロナ前の景況感に戻りつつあることも伺えます。神溶会活動におきましては、昨今のコロナ感染者数急増で、第8波の影響も騒がれておりますが、最大限の感染症対策を講じながら、溶接サポーター制度や地区分会、デリバリー担当者会議など、これまで見送ってきた活動を開催し、神溶会会員の皆様とのコミュニケーションを通じて、互いに成長できることを楽しみにしております。最後になりますが、会員各社様のご発展と皆様のご健勝を祈念しご挨拶に代えさせていただきます。
関西神溶会の皆様、そして全国の神溶会の皆様、新年明けましておめでとうございます。
昨年5月に海外部門から西日本営業室に異動し、神溶会の皆様と再びお付き合いさせていただくことになりました。神溶会70周年記念総会、国際ウエルディングショー、関西神溶会総会など息つく暇もない半年でしたが、これらの活動を通じて、神溶会の歴史と団結力をあらためて強く感じることができました。
さて、昨年は新型コロナの周期的感染拡大、国際紛争、部品不足、コスト高や円安などの要因により、溶接材料需要が期待したほど回復せず、同時にさまざまな製品の価格改定が繰り返された一年でした。当社も溶接材料などの値上げに踏み切りましたが、関西神溶会の皆様の絶大なるご支援により、市場からの理解を得ることができました。深く感謝申し上げます。
本年は卯年で、古くから「飛躍する年」と言われています。また卯年生まれの方は温厚でコミュニケーション能力が高く、誰とでも仲良くなれるそうです。世界中のリーダーが卯年生まれのように振る舞い、さまざまな問題が解決されることで、誰もが成長と飛躍を感じられる年になることを切に願います。
同時に、何かを始めるのに縁起が良い年とも言われています。関西神溶会の活動は徐々に再開しておりますが、今年はアイデアを駆使しながら、あらゆる神溶会活動をコロナ以前の姿に戻し、会員各社様のお役に立てるように尽力していく所存です。
本年も、皆様からの変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。
昨年を振り返ると、新型コロナ以降の景気低迷に加え、昨今の鋼材・資機材高騰などの影響により、道内の建築鉄骨需要は低迷が続きました。加えて、ウクライナ情勢に端を発する家畜飼料や肥料の高騰が農畜産業者の経営を圧迫し、牛舎建設や農業関連施設の計画にも悪影響が出ています。溶接材料の需要も低迷し、コロナ前の水準には遠く及ばない状況です。一方で、2030年度に北海道新幹線の札幌延伸が予定されており、札幌駅前を始めとする大型再開発案件が複数計画されています。また新千歳空港では国際線の運航も再開され、札幌や函館市内などで外国人観光客の姿を見かけるようになりました。今後、ホテル・リゾート開発などのインバウンド関連需要の回復にも、期待をしたいところです。
さて、厳しいコロナ禍の2年間、2万トンもの鉄骨需要を創出してきたのが、北海道日本ハムファイターズの新球場、北海道ボールパーク「エスコンフィールド」です。開閉式屋根を備えた天然芝球場、芝の育成を促すガラス壁、異業種とコラボした体験施設など、さまざまな楽しい仕掛けが用意されています。BIG BOSS就任初年度は、残念ながら最下位に終わりましたが、BIG BOSSという呼び名を卒業した新庄監督のもと、今年3月30日に新球場での開幕戦を迎えます。ぜひとも現地で観戦できることを心待ちにしたいと思います。
昨年、神溶会は70周年を迎えました。北海道でも総会や道内8地区での分会を3年振りに開催し、会員の皆様と対面での交流を再開できたことは、本当に嬉しい限りでした。今年は、サポーター講習会の再開など、皆様のお役に立てる企画を考え、神溶会のさらなる発展を目指して参ります。新球場におけるファイターズの大いなる飛躍とともに、落ち込んだ道内の景気も好転することを期待し、会員皆様とともに喜びを分かち合える一年になることを祈願申し上げます。本年も神溶会活動へのご理解・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
昨年は神溶会70周年記念全国総会をはじめ、地区総会や溶接サポーターなど、ようやく本格的な神溶会活動を、再開できた年となりました。まだ手探りではありますが、ウィズコロナ時代の経済活動の方向が、徐々に定まってきたと思われます。このような中、ロシアによるウクライナ侵攻に端を発した資源高や円安の影響のため、溶接材料も2回の価格改定を実施致しました。あらゆる製品が高騰する中、一昨年に引続き東北神溶会の皆様にご協力いただき、心より感謝申し上げます。鉄源市況の先行きは不透明ですが、カーボンニュートラルへの対応が課題となる中、すぐさま鋼材価格ならびに溶接材料の価格が下落するとは考えにくい状況です。そのため東北では、去年7月に上市した「新 鉄骨溶接システム NEW REGARC™」を積極的に提案し、サイクルタイム短縮によるコストダウンや自動化による人手不足への対応により、ユーザ様へ貢献していきたいと考えております。
今年の東北地区の経済状況ですが、円安による生産工場の国内回帰の流れにより、大型工場の建設が相次いで計画されており、「2024年問題」による物流中継拠点の需要拡大や首都圏再開発案件と併せて、各鉄骨ファブともに堅調な稼働になると予想されます。自動車分野や建設機械分野についても、依然部品の供給が不安定なものの需要は好調を維持しており、円安による恩恵と相まって増産傾向にあります。また、今年は秋田港・能代港の洋上風力発電や東北大学の次世代放射光施設「ナノテラス」が本格的に稼働し、東北地区における産業のイノベーションや付加価値の創出につながると考えられています。昨年同様に各産業の恩恵を東北神溶会の皆様とともに享受して参りたいと思いますので、引き続き緊密な連携をよろしくお願い申し上げます。
最後になりますが、会員各社様のご発展と皆様のご健勝を祈念し、ご挨拶に代えさせていただきます。本年も神戸製鋼ならびに東北神溶会をよろしくお願い申し上げます。
昨年は、神溶会70周年記念全国総会、国際ウエルディングショー、そして3年振りの中国神溶会総会や地区分会の開催など、その都度悩みながらも、ウィズコロナでの神溶会活動を無事に実施できましたのは、神溶会の皆様のご支援や日頃のご理解のお陰であります。改めて心より感謝申し上げます。そして70周年を迎えた神溶会ですが、次の10年に向けて皆様とともに新たなステージを築いて参りたいと思います。
中国地区を取り巻く環境は、業種による明暗とユーザ個々に温度差はあるものの、「コロナ前と比べて」という景況感が語れるまでようやく回復してきました。建築鉄骨では、全国に比べ中国地区の立ち上がりが鈍いという状況が続いておりましたが、先行指標はすでにコロナ前の水準まで回復傾向にあります。自動車では、半導体不足などによる生産調整も峠を越えた模様で、年明け以降どこまで挽回生産されるかを注視しています。さらに最大業種である造船分野も大底を打って緩やかな回復に転じております。本年は実需ベースで本格的な回復が実感できるだろうと大いに期待しております。
また、このように外部環境が目まぐるしく変化している時こそ、我々のビジネスや仕事のやり方を変えるチャンスでもあります。カーボンニュートラルやDXといった新たなキーワードも加わり、この先どう変わっていくだろうか、少しの期待感とそれ以上の不安もありますが、失敗を恐れず前を向いて果敢に取り組んでみることが、今こそ重要なのではと思います。その行動で何が見つかるか、とても楽しみです。そんな期待を胸に、この2023年も神溶会の皆様とともに駆け抜けたいと思います。
最後となりますが、神溶会会員各社の益々の発展と皆様のご健勝、そして広島カープの復活を祈念申し上げます。
昨年に四国営業所へ赴任し早1年が経過致しました。コロナの感染状況をみつつ神溶会活動の再開や、度重なる主要原材料の値上げを受けての価格改定など、重要テーマが多かった1年であったと感じています。特に活動関連では神溶会70周年記念全国総会と地区総会の開催により、これまで中止が続いていた会合に関して、感染対策を万全に施すことで安心かつ有意義な場として復活することが、会員様同士の絆にお役立ちできると感じた次第です。
お客様を取り巻く環境を伺いますと、概ね半導体やそれに起因する部品の長納期化、労働者不足などが需要の伸びをやや押し下げていますが、それでも先々まで仕事はあり、それに伴い設備投資の話は増えてきているようです。建築鉄骨分野では特に事業再構築やものづくりといった補助金と合わせた溶接ロボットシステムの導入検討を始め、造船では石油に代わる代替エネルギーの話題が本格化してきており、当社としては、溶接材料だけではない装置と一体となった提案がより重要視されてくると感じております。四国営業所では昨年、国際ウエルディングショー出展商品のご紹介を主体とした地区分会を再開致しましたが、今年はこのような機会を積極的に設けていき、お客様の生産性向上にお役立ちできる内容の神溶会活動を目指していきたいと考えております。新型コロナウイルス感染から3年が経過しウィズコロナがスタンダートとなった今、人の育成の場としてもご活用いただければ幸いです。
高松の駅前にもホテルや商業施設の再開発計画が動き出すようです。我々の目指す未来は多くの人が居心地の良い、快適な暮らしができることに変わりはなく、新しく建設される建物を見上げながら、その未来づくりの一端を担うことをモチベーションにして過ごしていきたいと考えております。
最後になりましたが、四国神溶会会員の皆様のご発展とご健勝を祈念し、ご挨拶に代えさせていただきます。
昨年も新型コロナが猛威を振るい、夏頃には“第7波” で感染者のピークを迎え、秋口には再び増加が懸念される“第8波” が到来するなど、依然として収束の見通しが立たない状況が続いています。そうした中、昨年5月には神溶会70周年記念全国総会を、また10月には3年ぶりとなる九州神溶会総会を開催させていただきました。いずれもコロナの影響で制約が残る形での運営とはなりましたが、会員各社の皆様の積極的なご参加とたくさんの励ましの言葉を頂戴し、改めて神溶会の皆様に支えられていることを痛感した次第です。この場をお借りして御礼申し上げたいと思います。
さて九州域内の業種別動向ですが、建築鉄骨は大型案件を中心に豊富な物件を有しており、主要ファブのほとんどが1年~1年半の仕事量を確保していますが、度重なる鋼材価格の高騰やコラムの長納期化によって、思うように稼働を上げられないファブも散見されます。またS造からRC造に設計変更されるケースも増えており、当社鉄骨向けソリッドワイヤの出荷量にも影響が出ています。自動車は半導体を中心とした部品調達難の影響が長引き、昨年前半まで減産が続いていましたが、夏頃から改善傾向に転じ、モデルチェンジのタイミングで増産を計画するなど、徐々にではありますが生産回復の兆しも見えてきています。造船分野については、この下期からようやく回復が本格化するユーザが増えてきており、総じて線表も24年まで積み上がって来ています。一部の造船所ではコロナ禍の経営悪化に伴い、人員を削減した影響で思うように稼働が上がらず、人手の再確保が最優先課題となっているようです。
2023年の干支は“癸卯(みずのとう)”。これまでの努力が実を結び、勢いよく飛躍する年となることが期待されます。コロナ前の状況に戻るのはまだ先となりそうですが、常に明るい未来を描きつつ、ウィズコロナの中でできることを最大限実行していきたいと考えています。今後とも神溶会会員各社の皆様のご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。
皆様、新年明けましておめでとうございます。
昨年は、就任直後の神溶会70周年記念全国総会を皮切りに、初めて全国8地区の総会にも参加させていただきました。地区によって主要な業種やお客様が異なっており、ニーズも違っていることを改めて認識しました。お客様の声をしっかりと吸い上げ、集約して次のアクションへ繋げていくためには、地域に応じたマーケティング活動が欠かせません。当社は「品質」を経営の柱に掲げ、「世界でもっとも信頼される溶接ソリューション企業」であり続けることを目指していますが、この実現に向けて、今年も神溶会会員の皆様と一緒になって、マーケティング活動をより充実させていきます。
昨年を振り返ると、新型コロナウイルスの感染拡大に加えて、これに起因した海外の都市ロックダウンによる半導体不足や物流の停滞、さらにロシアによるウクライナ侵攻と、これによるエネルギー高騰をはじめとした物価の高騰や大幅な円安など、経済活動を営む環境が激変した一年でした。この結果、10月には4回目となる価格改定をお願いするなど、皆様には多大なご負担をお掛けすることとなってしまいました。
一方、カーボンニュートラルやデジタル・トランスフォーメーションは、SDGsの社会への浸透や働き方変革の加速などで、よりいっそう進展しています。溶接分野におきましても、溶接現場の生産性向上や自動化への期待が大きくなっていると思います。これをビジネスチャンスと捉え、お客様の声に応えていけるよう製品・サービスの高度化や、溶接ソリューションの展開をいっそう加速していく所存です。
今年の干支である卯は、その跳躍する姿から「飛躍・向上」を象徴するものとされています。これら製品・サービスや溶接ソリューションを、神溶会の皆様とともに市場浸透し「飛躍の年」となるよう活動していきたいと思います。
この2023年が皆様にとって、より良い1年となりますよう祈念申し上げます。