サポーターリレーも2周目に入りました。東日本営業室では、サポーター資格を取得された方々にテーマである「技術営業力の強化」を中心にインタビューを行いました。
①サポーターを取得されたのはいつですか?
②サポーターを取得されてよかったことは何ですか?
③サポーターを取得された後、具体的に技術提案された案件などありますか?
④今後、サポーター制度に求めるものは何ですか?
①2004年の第1回サポーター講習会でした。翌年2005年にはWES2級を受験させて頂き、無事合格となりシニアサポーターの資格を取得しました。
②サポーター講習会で学んだこと、資料を参考にして客先から溶材選定や施工上の注意など質問を受けた時に瞬時に回答できるというのは非常に有効だと思っています。自信を持って回答できるというのも、あの時みっちりと鍛え上げられたからだと思います。今となっては、すごい財産だなと思います。
③WES2級の資格を名刺に書くことで、客先からの問い合わせの内容や反応も変わりました。その問い合わせに答えられないと信頼されなくなるのでは?という思いもあり、分からないことが出てきたら徹底的に自分で調べるようになりました。その結果、客先からの質問にスムーズに回答できるようになり、新規の販売に繋がることがいろいろと出てきました。
④サポーター同士の定期報告会や情報交換の場を設けるのはどうでしょうか。日々の営業の中で困ったことにどう対応したか、どのような対応を取って問題解決につなげたか、などの事例紹介というレベルでも良いと思います。そういった関係性を持つことでお互い切磋琢磨の中で相互に成長できると思います。それから、サポーター手帳を更に凝縮、持ち運びやすいポケットサイズにしたポイント集を作って欲しいです。日々何度も見直す場面も多く、胸ポケットに入るサイズのものがあればものすごく使い勝手がよくなります。是非検討して欲しいです。
①2008年の秋に取得しました。座学が難しくて勉強した記憶があります。そのあとの溶接実技試験も事前に担当ユーザで少し練習させてもらってから望みました。
②サポーター手帳がもらえたことが一番日々の業務では役立っています。また以前までは技術的な相談はすぐに仕入先に聞いていましたが、サポーター取得後は自分で初期対応ができるようになりました。溶接について学ぶ機会が少なかったので内容はハードでしたが勉強する良いきっかけになりました。
③通常ソリッドワイヤを使用されているお客様からワークの外観向上について相談を受けました。サポーター講習でフラックス入りワイヤの特徴を学んだことによって、ユーザへの仕上がり形状の向上、後処理工数の削減をうまく説明することができて、新規ユーザにてフラックス入りワイヤの拡販に成功しました。
④溶接マイスター制度とは別でサポーターの現場でのフォローアップ研修をどんどん企画してほしいです。取得だけして実際活用できていない人も中にはいらっしゃると存じますので、定期的に講習会などを開催し、モチベーションアップにつなげてもらいたいです。
また弊社でも未取得者が多いので、引き続きサポーター活動を継続し神溶会員メンバーの技術力向上をお願いしたいです。
ありがとうございました。 サポーターの皆様の更なる技術営業力強化の場、交流の場としてこれからも企画をしてまいります。 今後とも、よろしくお願い致します。
アキヤマ株式会社
川崎営業所 営業課長 深澤 弘 様
①2006年の春だったと思います。座学はとにかく難しかったです。でも座学→実技→座学(試験)の流れがあったので、実体験した銘柄は覚えやすく、よくできたカリキュラムだな、と思いました。
②サポーター手帳はとても重宝しています。お客さんの問合せにその場で対応でき、それまで赤カタログは何となく見るだけだったのが、手帳を読んでカタログでその銘柄を探すようになると商品も大変覚えやすくなりました。またワイヤセット評価試験は実践でもすぐに生かすことができ、それまでPRしても納入するだけでしたがその場でワイヤを付け替えて試して頂くことができるようになりました。
③強度を重視されていたお客さまで中炭素鋼と50㎏鋼の溶接に70kgクラスのワイヤを使用されていたのですが、溶接欠陥がどうしても収まらず、低グレード側に合わせる提案を行いFAMILIARC™MG-50を試して頂いたところ、溶接作業性が良かったのか欠陥はなくなり大変喜ばれた経験があります。
④現状の継続を期待です。新入社員教育の場はいろいろありますが、3年目から中堅社員に向けた教育の場は意外に少なく、その意味でもサポーター制度は貴重な場です。自分もサポーターを受けていなかったら今でも誰かに問合せをしてそのまま伝えるだけだったと思います。それにサポーター感謝会の場である販売店の方と仲良くなり、今でも飲み友達なのですが、この業界において現場営業マン同士が知り合う機会は以外と少なく、若い方にも横のつながりを大事にしてもらいたいと思っていて、その意味でもサポーター制度は続けて行ってもらいたいですね。
東日本営業室 宇治原 宏昭