読者の皆様、こんにちは。2018年1月よりオランダのKOBELCO WELDING OF EUROPE B.V.(KWE)に駐在しております菊地と申します。KWE社は、1994年6月オランダのヘールレン市に設立され、1995年10月にステンレスFCW(フラックス入りワイヤ)の生産を開始。今年で25周年という節目を迎えます。軟鋼、低合金鋼、ステンレス鋼およびNi基FCWを主な製品として製造・販売しており、販売機能を有するKWE AB社の各エリアのセールスマネージャーおよび各国の代理店の皆様とともに造船分野、エネルギー分野、建築鉄骨分野をはじめとしたお客様へ製品を供給しております。
KWE社では新たな試みとしてエネルギー分野、特にオンショアパイプラインへの参入活動を行っております。パイプライン分野はKOBELCOの高品質かつ高性能な材料が十分に力を発揮できる分野です。2019年にはKWE社の近くを横断するパイプラインプロジェクトにTRUSTARC™DW-A65Ni1(降伏応力550MPa級全姿勢用FCW)が適用となり、これまでの活動の成果が着実に出ております。
さて、オランダでの生活に関しても触れさせていただきます。オランダの方々は健康意識が高いのか、私の住んでいるマーストリヒトにもこれでもかというほどフィットネスジムが存在しています。そのような恵まれた環境で、私は自転車(ロードバイク)を始めました。妻の合意を得てイタリア製ロードバイクを買うことができたのは、海外赴任して一番の大きな買い物でありました。2019年から乗り始め、会社の通勤や週末、友人たちと走るなどして健康を保とうと努力しております。天気の良い日のオランダはとても景色が良く、気分もリフレッシュでき非常に良い趣味だと思っております。また、モチベーション向上の意味も含めて、レース大会に自分のレベルを踏まえて参加しようともしております。2019年には2回レース大会に参加しました(距離でいうとどちらも100kmちょっとです)。私にとってこの距離はヘトヘトになり、ゴールできるかどうかという距離のため、完走できた時は特に嬉しかった記憶が残っております。100km近くを完走した後、会社の同僚から“Goed Gedaan!!” (オランダ語、英語でGood Job!!の意味)と労いの言葉をもらいながら、これからも愛車とともにオランダを駆け巡ろうと思っている次第です。
皆様もオランダにいらした際は、レンタル自転車などでオランダの風景を楽しむのも、ぜひ一度いかがでしょうか。