新 銘柄のおはなし


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神戸製鋼では、この溶接法に適用される溶接材料(帯状電極・フラックス)にはともにBandのBが付けられています。帯状電極/フラックスの組合せでは■US-B309L/■PF-B1、■US-B347LP/■PF-B1FP(ステンレス鋼)、■USB-43/■PF-B350H(ロールの肉盛用)といった銘柄があります。また、バンド溶接には電極の溶融をエレクトロスラグ溶接の要領で、溶融スラグ中の通電抵抗発熱による方式もあります。この方式に使用されるフラックスはガス発生量を極力抑えるとともに、溶融した時の電気伝導性を良くしています。代表的な銘柄としては■US-B309LCb/■PF-B7FK等があります(写真1)。写真1肉盛溶接の施行例表2TIG溶接材料一覧<TIG>●TG-SXXX溶接法の中にTIG(ティグ)溶接という方法があります。TungstenInertGasの頭文字を取ったもので、タングステン電極でアークを発生させ、ワイヤ(溶加材)をアークに挿入、アルゴン等の不活性ガス(InertGas)でアークをシールドします。TIG溶接に使用するソリッドワイヤは全て、■TG-S50のようにTG-SXXXで統一されています。TG-SはTungetenGasSolidの頭文字から命名されています。神戸製鋼にはTG-Xで始まる、ステンレス鋼用のTIG溶接用フラックス入りワイヤがあります。ステンレスのパイプをTIGで裏波溶接する際に、パイプの中にもシールドガスを流さないと裏ビードが酸化したり、不安定になったり等の問題が生じます。TG-Xワイヤで溶接すると裏ビードがスラグで保護されるためバックシールドが不要となります。(但し、溶接後裏ビードに付着したスラグを処理すること、また運棒操作にテクニックが必要となります。)TIG溶接は能率が良くない、高価なアルゴンガスを使用する必要がある等の欠点がありますが、スパッタが少なく溶接金属の健全性は一番であり、薄板の溶接、裏波溶接、アルミやチタン等溶接の難しい金属の溶接にはなくてはならない溶接法です。(表2TIG溶接材料一覧をご参照ください。)銘柄名適用鋼種・特徴銘柄名適用鋼種・特徴軟鋼〜490MPa級鋼用(FAMILIARC™)ステンレス鋼用(ソリッドワイヤ)(PREMIARC™)新銘柄のおはなし-11▼▼▼サブマージアーク溶接材料、TIG、OW●営業部ニュースTG-S50TG-S35軟鋼〜490MPa級鋼、アルミキルド鋼軟質、高延性低温・高張力鋼用(TRUSTARC™TG-S709S除く)TG-S62TG-S80AMTG-S709STG-S1NTG-S3NTG-S60ATG-S9N550MPa〜590MPa級鋼780MPa級鋼ハステロイ系ワイヤ、9%Ni鋼用(PREMIARC™)Ni含有、-60℃までじん性良好3.5%Ni鋼用、-100℃までじん性良好550〜610MPa級鋼用9%Ni鋼用共金材低合金鋼用(TRUSTARC™)TG-S308TG-S308LTG-S309TG-S309LTG-S316TG-S316LTG-S309MoLTG-S310TG-S317LTG-S347TG-S347LTG-S410TG-S2594TG-S2209TG-S410CbSUS304SUS304LSUS309S、ステンレス鋼と他鋼種との異材溶接ステンレス鋼と他鋼種との異材溶接、低CSUS316SUS316L、低温使用のSUS316ステンレス鋼と他鋼種との異材溶接、低CSUS310S等SUS316LN,SUS317LSUS347SUS347,低CSUS403,410等スーパー2相ステンレス鋼2相ステンレス鋼SUS403,410,410L,405Mn-Mo,Mn-Mo-Ni鋼用Mn-Mo,Mn-Mo-Ni鋼用1〜1.25%Cr-0.5Mo鋼1〜1.25%Cr-0.5Mo鋼、低C0.5%Mo鋼2.25%Cr-1%Mo鋼2.25%Cr-1%Mo鋼、低C2.25%Cr-W-Nb-V鋼、低C5%Cr-0.5%Mo鋼TG-S56TG-S63STG-S1CMTG-S1CMLTG-SMTG-S2CMTG-S2CMLTG-S2CWTG-S5CMTG-S90B9TG-S9CbTG-S12CRSTG-S2CMHTG-S9CM152016WinterA5.28ER90S-B9合致、9%Cr-1%Mo-Nb-V鋼ステンレス鋼用(フラックス入りワイヤ)(PREMIARC™)9%Cr-1%Mo-Nb-V鋼ASTMA213Gr.T92,T1222.25%Cr-1%Mo-V改良鋼9%Cr-1%Mo鋼TG-X308LTG-X309LTG-X316LTG-X347SUS304,304Lステンレス鋼と他鋼種との異材溶接SUS316,316LSUS347


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