神溶会コーナー

サポーターリレー(北海道地区)


こんにちは。北海道営業所の新井です。今回は北海道地区での神溶会サポーター活動のご紹介をさせて頂きます。

北海道地区では現在溶接サポーター資格をお持ちの方が101名、WES2級をお持ちのシニアサポーターが36名、エキスパートサポーター資格をお持ちの方が15名、WES1級をお持ちのシニアエキスパートサポーターの方が1名と2004年に当活動を開始して以来、多くの方々に支えられ、北海道神溶会の技術営業力の強化にご協力頂いております。

鉄骨エキスパート講習会

さて、当地区における溶接材料の需要ですが、建築鉄骨向けの比率が高く、鉄骨ロボット用を含むソリッドワイヤが多く使われております。また、北海道新幹線開通で活況の函館は、古くから造船業が盛んであり、今でも造船向けのFCWの需要が多い地域です。エネルギー関連企業が集中する苫小牧地区は、春から夏にかけて製油所や火力発電所の定期修繕が集中的に行われ、電弧棒やTIG の需要が多くなる特徴があります。


溶接サポーター活動についても「鉄骨エキスパート講習会」、「自動車エキスパート講習会」「造船エキスパート講習会」と各業種向けの知識向上を目的に開催させて頂きました。その他にも近年、鉄骨ファブの自動化・ロボット化ニーズに対応できるよう「鉄骨溶接ロボット講習会」や、お客様から苦情を頂いた際の初期対応能力向上を目指した「溶接トラブル対応マスター講習会」など北海道神溶会独自企画も行ってきました。その活動の一部をご紹介させて頂きます。

2015年に鉄骨市場の復調とそれに伴う溶接ロボットの引合い増加を受け、第2回鉄骨講習会を全道8個所で実施しました。REGARC™システムを中心とした当社製品のラインナップ紹介にとどまらず、鉄骨業界の基礎知識や部材の種類、AW検定といった鉄骨ファブのキーマンの懐に飛び込むために必要な知識習得に励んで頂きました。北海道地区では合計45名の鉄骨エキスパートサポーターが誕生しております。

今年から来年にかけて、札幌の大型再開発やホテルの建設、病院の建て替え、道東地区を中心としたTPPに関連した大型牛舎など鉄骨需要は底堅いと見られております。引き続き、立向き上進性に優れた FAMILIARC™DW-100Vや大脚長水平すみ肉溶接用 FAMILIARC™ DW-50BF等、鉄骨向けFCWの拡販活動を皆様のご協力のもと進めていきたいと思います。

溶接トラブル対応マスター講習会

こちらはトラブル対応マスター講習会の一幕です。お客様から真っ先にお問合せを受ける営業マンの方々に、トラブルのメカニズムや解決方法の知識を習得頂くことで、慌てず初期対応を行って頂き、信頼を勝ち得るための一助となればという目的で開催致しました。

溶接トラブル対応マスター講習会

苦情の原因分類で件数の多いクイコミ、絡み、送給装置・コンジットチューブのトラブル等に関する座学とともに、実物のスプールを使用し、衝撃を与えてクイコミを発生させ、それを直すといったような体験を受講者にしてもらいました。目で見てわかり、さわって覚えて頂く講習内容にしました。道内7地区で40名の方々にご参加頂き、「今後の営業活動の中でお客様から同様の問合せを頂いた際のチェック項目がよくわかった」など非常にご好評頂きました。

さて、最後になりますが、今年も溶接サポーター制度の開催を下期に予定しております。奮ってご参加頂ければと思います。又、北海道神溶会の更なる技術営業力強化を目指し、「溶接ロボット講習会」「デリバリー担当者講習会」「亜鉛メッキ鋼材用溶接材料講習会」など様々な活動を企画し、今後も開催していきたいと思います。引き続き神溶会活動へのご協力をよろしくお願い致します。


(株)神戸製鋼所 溶接事業部門 営業部
 東日本営業室 北海道営業所 新井 達規

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