まばゆいばかりの新緑の山々を背景に約1,000匹の鯉のぼりが大空を群泳する「竜神峡鯉のぼり」。
毎年、4月下旬から5月中旬にかけて「竜神峡鯉のぼりまつり」が開催されています。
はじまりは平成元年に竜神大吊橋建設計画ができた際、橋の架設イメージのため竜神ダム上空の右岸と左岸を結ぶために張ったワイヤにこいのぼりを取り付けたことがきっかけといわれています。
竜神大吊橋は、全長375mで歩行者専用として日本最大級の長さを誇ります。奥久慈県立自然公園に位置し、V字渓谷の美しい竜神峡にある竜神ダムに、天に昇る竜をイメージした主塔が立てられています。
地上高100mの橋上から望む八溝・阿武隈山系の山並みの美しさもさることながら、橋の中ほどに設置されたアクリルの透過板から見下ろす竜神ダムの湖面は、身がすくむようなスリルと自然の驚異を感じられる人気のスポットです。