第6回 関東甲信越高校生溶接コンクール開催!!


第6回関東甲信越高校生溶接コンクール(主催=東部地区溶接協会連絡会/後援=日本溶接協会/特別協力=産報出版)が4月25日、神戸製鋼所藤沢工場及び神鋼溶接サービス溶接研修センターで開催されました。各県溶接協会、教員、応援の生徒や父兄など関係者170名が見守るなか、関東甲信越の11溶接協会よりノミネートされた22名(内女子4名)が日頃鍛えた技術の成果を競いました。

集合写真

競技は溶接技能者評価試験のA-2F相当、被覆アーク溶接棒で板厚9mmの下向継手(V開先、裏当金あり)を最終層でビード継ぎを入れて仕上げます。競技中の実技態度と競技材の表面外観を競います。年々レベルの上がる中僅差の勝負となりましたが、B-14を使用した長野県中野立志舘高等学校の小林大真さんが最優秀賞を獲得されました。減点0の100点満点(2位とは2点差)の見事な成績でした。

横田会長より最優秀賞受賞者
小林大真さんへのトロフィー授与
最優秀賞者のビード

日本溶接協会東部地区検定委員会の中込忠男委員長(審査委員長)は講評で、「第1回大会から格段の技術向上を感じており、本日の結果は全員JIS検定試験を合格できるレベル。ビード外観・形状では減点を受ける選手はわずかで差がなくなってきている。溶接は外観は勿論、内部欠陥の有無が重要であり、次年度以降の大会で内部欠陥を審査項目に加えるか検討していきたい。」と語りました。

横田文雄 東部地区溶接協会連絡会会長(本大会競技会長・実行委員長)は、「若い世代が溶接に興味を持ってくれたことが有り難い。スポーツでも勉強でも、何かに夢中になりトップを目指すことは将来に必ず生きる。たとえ優勝できなくても、一生の糧になる。今日は優勝を目指すだけでなく、競技を楽しんでほしい。」「年を重ねるごとに各選手のレベルが上がっており大変喜ばしい。指導者の努力、勉強、熱意の賜物でありこれからも一層のレベルアップを期待するとともに、新しく入ってくる生徒たちにも同様にご指導をお願いしたい。」と語っています。

競技は2組に分かれ持ち時間30分で競技を行います。競技終了後審査待ちの間、選手や応援の生徒の皆さんは藤沢工場内の溶接ロボットシステムの製作工場及び、ロボット溶接の実演を見学し、溶接への関心を深めていました。

神戸製鋼所は競技用溶接棒・賞品の提供などで、各地区の高校生溶接コンクールに協力しています。

開会式の様子
選手入場
競技風景

入賞者(敬称略)
最優秀賞:小林大真(長野県中野立志舘高等学校)
優秀賞:田邊大翔(群馬県立利根実業高等学校)
後藤爽良(山梨県立韮崎工業高等学校)
村上智哉(山梨県立韮崎工業高等学校)
益子拓己(茨城県立勝田工業高等学校)
平田 良(新潟県立新津工業高等学校)
優 良 賞:樋田好剛(新潟県立新津工業高等学校)
大島 隆(埼玉県立大宮工業高等学校)
森山 海(群馬県立利根実業高等学校)
松木桃花(埼玉県立大宮工業高等学校)
植草 純(千葉県立千葉工業高等学校)

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