ぼうだより2014年11月号


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講習内容◦造船業を取りまく環境~造船・海運業界について◦国内運送の隠れた主役~内航船について◦船の種類と構造◦造船所の歩き方~船ができるまで◦船の基本構造~ブロックの製作方法と溶接施工◦造船の溶接~造船業界で適用される溶接施工法◦船級とは何か?◦造船所現場での溶接トラブルとその解決法◦造船所への営業活動◦神鋼の造船向け溶接材料・施工法とその歴史◦海事・造船用語集第6章ブロックの作り方6-1船ができるまで(VLCCの場合)NO.1PAINTSHOPNO.2PAINTSHOP1000TONPRESS鋼材重量 35,000TON溶接長 約700KM 部材数 約9万点長さ330M×幅60M×深さ30Mディーゼルエンジン28,000馬力巡航速度 16ノット工  期 約10カ月リフマグ条材①材料の入荷③切断NCプラズマ切断18∼23M3∼4.5M小組 部材⑦内構材の溶接小組立②ショットブラストプライマ塗付⑤板の  溶接⑧骨材の  溶接⑨ブロック 組立・溶接⑪曲りブロック⑩曲りブロック 組立・溶接100∼200TONクレーン300∼800TONクレーン⑥曲げた板 の溶接④曲げ 加工⑰進水⑱艤装岩壁(進水後艤装)⑯ドック作業(搭載するブロックは120∼140個位)⑮ブロック搭載ドック高所作業車(アーム長15∼30M)ドック内での溶接、検査、塗装作業×2(両舷)30M(片舷)30M19M(海中)ドック ゲート10∼30TONクレーン焼き曲げタグボートプレス曲げローラ曲げベンダー曲げ支持台⑭ブロック艤装ブロック支持台⑬塗装工場で ブロックの塗装艤装 パイプ〔タンカー断面図〕⑫ブロックはキャリア (200∼600TON積) で運搬板大組立大組立⑲試運転⑳引渡しCLガス炎水第6章ブロックの作り方第6章ブロックの作り方-86--87-7-1-3サブマージアーク溶接法粒状フラックス粒状フラックスフラックス供給用チューブ溶接ワイヤワイヤ送給ローラ溶接方向コンタクトチップ(給電部)空洞スラグ溶融スラグ溶接金属溶融池バッキング母材図7-5サブマージアーク溶接法のしくみ溶接ワイヤ制御盤フラックスホッパ走行レール自走台車溶接トーチワイヤ送給装置エア表フラックススラグ溶接金属スラグ裏当てフラックス銅板エアホースフラックススラグバッキングフラックス(RF-1)エアホース耐火フラックス(NO.1296)片面溶接法特徴FCB法電極特性:交流電極数:2∼4電極板厚範囲:10∼40MM(3電極:35MM、4電極:40MM)高電流域で裏ビードが安定しやすい。裏ビードに横割れが発生する場合がある。ワイヤ:US-36表フラックス:PF-I55E、PF-H55EM裏当てフラックス:PF-I50RRF法電極特性:先行極は直流、その他は交流電極数:2∼4電極板厚範囲:8∼30MM(3電極:30MM、4電極:25MM)鋼板裏面との密着性が確保しやすい。(目違い、サーピン、薄板に有効)高電流域で裏ビードがやや不安定。ワイヤ:US-36表フラックス:PF-I55E、PF-H55E裏当てフラックス:RF-1下敷きフラックス:NO.1296表7-2片面サブマージアーク溶接法の種類溶接線の前方にあらかじめ散布された粒状のフラックスの中に、ワイヤを自動的に送り込み、ワイヤ先端と母材の間にアークを発生させて行う溶接法です。フラックスはアークおよび溶融金属を覆って大気を遮断するとともに、合金成分を添加する他、溶融金属が凝固する際にはビード形状を整えます。サブマージアーク溶接法が造船現場で適用され始めたのは、1955年頃でしたが、当初は溶融型フラックスとの組合せで、両面溶接で施工されていました。ところが、溶融フラックスには、大入熱施工での作業性が悪く(スラグが焼きつく)、良好な溶接継手性能が得られにくいため、船舶の大型化による厚肉化、高張力鋼の使用時に性能確保ができませんでした。そこで、1961年にボンドフラックスが開発、実用化されました。ボンドフラックスでは大入熱施工でも作業性が良く、またフラックスから合金元素が添加できるため継手性能も確保できることから溶融フラックスに替わり、普及していきました。1964年には片面サブマージアーク溶接法が開発、実用化されましたが、この施工法は造船所の高能率化、流れ作業化に大きく貢献いたしました。今日でも広く実用されている、片面サブマージアーク溶接法を表7-2に紹介します。第7章造船の溶接について第7章造船の溶接について-112--113-業種別マイスター制度の目的サポーター制度での基礎知識(技術・商品)をベースにユーザーの現場に、より密着した販売方法や技術・商品知識の更なる習得を図ることにより「現場に強い」造船業種のプロとなる営業マンを育成することにあります。期待効果ユーザーの問題解決・提案営業力の強化を図ることができます。実効性のある拡販活動につながります。ユーザーのものづくりに関する幅広い知識を深めて溶接材料以外の商材も拡販できます。引っ張り引っ張り試験前※試験片の厚さは板厚と同じネジ式万能試験機試験後試験前※余盛は削ります(1)引張試験引張試験は、試験片を一軸方向に所定の速度で引っ張り、破断するまでの試験片の伸びとそれに要する力を測定するものです。引張試験を行うことによって、材料や溶接継手の機械的性質(耐力、引張強さ、伸びなど)が分かります。(2)曲げ試験溶接部の健全性を評価するための試験として行われます。溶接材料の延性を知る目安として、また溶接者の技量を評価する一方法として、曲げ試験が用いられます。曲げ試験機で試験片をU字型に180度曲げて、表面欠陥の有無や大きさによって判定します。万能試験機試験後第8章船級と造船第8章船級と造船-150--151-3


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