ぼうだより2014年7月号


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ユーザールポ◀◀◀中国神溶会安全面・能率面の向上にあたり春先より、MAG溶接用片面溶接法での施工後にSAWで仕上げ、に変更しました。これにより、板の反転が不要となり安全面の向上には成功しましたが、一方で、半自動+SAWと工数が増えてしまいました。そこで、更なる能率面・品質のステップアップにとFAB法の導入の検討に至りました。同業他社等より、FABは技術的に非常に難しいと聞いておりますので、是非、神戸製鋼所殿にもご指導頂ければと考えております。その他、造船業界は過去より好不調の波が大きく、弊社の経営も常に市場に左右されてきました。今後は更に付加価値のあるもの、例えば工場承認や船級認定の追加取得、ステンレスやアルミといったこれまで実績のない素材の組み立て技術の確立等を進めることで、市場だけに左右されない企業にしていきたいと考えています。○次に、近年多くの企業で技能継承が課題となっていますが、御社ではどのように技能継承に取り組んでおられますか?技能継承については、現場作業者の技能面だけでなく、現場管理能力の面でもまだまだ発展途上だと考えています。まず技能面では、例えば溶接ではないですが、ひずみ取りの技術者養成に関して言えば、過去には近隣の造船所から熟練者を受け入れていました。しかし、自社生え抜きの技能者を育てたいとの思いから、近年では造船所に一年間研修生として受け入れて頂く取り組みを実施し、技能向上に努めました。結果、研修から戻った作業者は以前に比べ大きく技能を向上させて戻ってきてくれました。また、管理面については、近隣造船所よりOBの方を即戦力として迎え入れ、現場の管理を強化・向上して頂くとともに、若手の育成にも取り組んで頂いています。この流れを10年程のスパンで考えており、10年後に生え抜き従業員の中から工場長等の管理者を人選していくことが理想です。会社にとっては“人”が財産であり、“人”の育成がなければ良い製品も出来ないと思っています。○自社生え抜きの人材を育成していくための仕組みを作られているのですね。最後になりますが、神戸製鋼製品をご愛顧頂いているポイントや神戸製鋼へのご意見ご要望あれば教えて下さい。これまでに歴代の神戸製鋼営業マンには本当に良い対応をして頂きました。例えば、工場承認取得時にも色々とフォローをして頂き助かったことを覚えています。もちろん溶接材料に関しては国内トップメーカーであり、技術的なフォローもして頂けますし、開発努力もスピーディーにされていると思います。今後も、我々にとっての溶接のパートナーとして、良い製品を提供して頂くと同時に、様々な課題に一緒になって取り組んで頂ければと思います。○貴重なお言葉ありがとうございます。我々としましても、御社の溶接品質向上に向けて、継続的に技術フォロー等させて頂ければと思います。本日はご多忙の中、取材にご協力下さいました齋藤取締役、岡田副工場長並びに従業員の皆様に心より感謝申し上げます。最後になりますが、㈱寺岡様の益々のご発展をお祈り申し上げます。レポーター坂本紀大(㈱神戸製鋼所溶接事業部門西日本営業室中国営業所)ブロック①ブロック②TTL(TERAOKATRANSLOADER)7


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