ぼうだより2014年4月号


>> P.7

◦鋼橋用耐疲労性改善溶接材料近年、溶接金属の膨張相変態を利用して引張残留応力を低減、あるいは圧縮化することにより、溶接部の疲労強度を改善する低変態温度溶接材料(LTT溶材)が注目されています。しかし、従来のLTT溶材はNIを多く含むため、高コストかつ高温割れが極めて生じやすいという問題がありました。今回、NIの代わりにMNを積極活用した新たなLTT溶材を開発したので、その疲労改善効果を紹介致します。4.4建設機械コーナー◦建設機械向けロボットシステム油圧ショベルに代表される建設機械分野で適用されるロボットシステムの納入事例を紹介致します。また、最新の機能として、実演でも紹介するOFF-LINETEACHINGSYSTEMと大電流MAGプロセスについて紹介致します。◦OFF-LINETEACHINGSYSTEM実演コーナーにおいて、派生プログラム生成機能の紹介を行いますが、本コーナーでは、従来から機能アップし、より精度の高いオフラインティーチング、作業能率向上を実現する機能をはじめとして、従来より向上した点について紹介致します。◦大電流MAGプロセスシングルトーチで高溶着を実現するために、大電流容量溶接用に並列接続されたAB500とMX-A100Dを用いて、高溶着、低スパッタ、低ヒュームを実現するプロセスを紹介致します。4.5エネルギーコーナー◦圧力容器・ボイラー用溶接材料圧力容器の溶接に使用される1.25CR-0.5MO、2.25CR-1MO、2.25CR-1MO-V系を中心とした低合金耐熱鋼用および内面肉盛用のステンレス鋼溶材をご紹介致します。また、火力発電用ボイラーの溶接に使用される9CRフェライト系やUSC用のオーステナイト系ステンレス溶材の幅広いメニューも紹介致します。◦2相ステンレス鋼溶接材料優れた耐食性と強度特性から近年普及が進んでいる2相ステンレス鋼用溶材について、22CR系および25CR系の各グレードに合わせた多彩なメニューを紹介致します。◦海洋構造物向け溶接材料世界の海洋構造物で使用されている低温・高張力鋼用FCWのメニューを紹介致します。特に、全姿勢用フラックス入りワイヤDW-A80Lは、遅れ割れの原因となる拡散性水素を低く抑えながら、優れた機械的性質を有する高付加価値溶接材料です。◦MX-MIG用ステンレス鋼溶接材料MX-MIGプロセスは、純アルゴンガスと専用フラックス入りワイヤを組合せることにより、美しいビード外観と極低スパッタを実現した溶接プロセスです。今回、新たに本プロセス用ステンレス鋼溶接材料を開発しました。母材希釈が少なく、高能率な肉盛溶接が可能となります。5.その他の展示5.1溶接体験コーナーユーザーの皆様からの声に応え開発した、作業性に特徴のある商品を体験できます。立向上進溶接が容易なDW-100V、1.5MMの薄板を1.2MM径で溶接可能なDW-T308L、立向上進・下進すみ肉・小脚長の水平すみ肉が可能なMX-Z210の他、神戸製鋼のスタンダードな商品の溶接も体験できます。また、現地溶接や仮付・補修溶接に最適な電弧棒LB-52Tを是非体験ください。ご希望の方にはLB-52Tのサンプルも差し上げております。5.2海外での活動、環境・地域への取組み世界各地に展開を進め、皆様の海外進出をサポートしている神戸製鋼の溶接材料生産工場や営業拠点の様子をご案内します。また、神戸製鋼の環境・地域社会への取組みも紹介します。5.3神溶会コーナー技術営業力の強化に向け、神溶会各支部で展開しております溶接サポーター活動を、溶接コンクールや業種別マイスター講習会の模様を中心に紹介しています。溶接体験コーナーで溶接をしていただいたサポーターの方には粗品を進呈致しますので奮ってご参加ください。6.神鋼溶接サービス(株)の試験調査メニュー神戸製鋼所が培ったノウハウをベースに、神鋼溶接サービスは接合に関わる試験、調査、研究、溶接研修などを行っています。同社の試験(機械試験、化学分析)、損傷調査などお客様の課題解決につながるメニューの紹介をしております。7.終わりに今回の国際ウェルディングショーの見どころを紹介させていただきました。神戸製鋼グループの溶接技術、課題解決能力を実感していただきたく、皆様のご来場をお待ちしております。国際ウェルディングショー出展のみどころ7


<< | < | > | >>